ちょっとJしてみませんか

第二話「期待度2%」

皆さん、おこんにちわ。

ご機嫌いかがでしょうか。
1GAMEのJKJです。

さて、伊勢志摩サミットの影響により業界全体で取り組んだ5月の「遊技機の入替自粛」。
遊技者である皆さんはどう感じましたか?

  • ・還元されている気がした?
  • ・やっぱ新台がないとキツい?
  • ・1ヵ月ぐらいなら新台なんていらない?
  • ・近隣店で良く分からない集客サービスが始まった?

等々、いろんな意見がある事でしょう。
私個人の意見で言うと「自粛はありっちゃあり。なぜなら勝てたから」です。

ええそうですね、分かりますよ。
カスみたいな意見ですね、自覚してます。

という事で、そんなカス人間が書く渾身の第二話。
どうぞお付き合いください。

遊技機、開発着手のその前に

遊技機をパンで例えてみましょう。
皆さんが口にする美味しいパン、これは優秀なパン屋さんが作ってくれる、というだけではありません。
その前には必ず原料である小麦を生産する過程があります。
我々開発部が手にする遊技機における小麦、どのように作られているか皆さんは想像がつきますか?

  • ・プロジェクトメンバーで作りたい台を一から決める
  • ・経営陣が全てを決め、トップダウンでプロジェクトが降臨
  • ・社内でやってみたい版権の公募
  • ・版権会社からの持ち込み案件の中から決める
  • ・外部の企画、製作会社に一任する

さてどうでしょうか。
こんなところですか?他にもありますか?

これらは全て「Yes」です。
つまりどのパターンもあり得ます。

経営陣からあるテーマを与えられまずはモチーフから製作することもあります。
この時は、「ノーマルタイプ」、「過去機種の復刻」、「後継機種」、「完全オリジナル」等々、本当に一から作っていきます・・・が基本的に予算や期限に制約があり、版権はもちろん、好きな歌手や声優さんの楽曲を入れる事すらままなりません。

前兆1ゲーム級にある日突然モチーフと大まかな出玉仕様だけ決められて機種を作れ、と言われることもあります。
少し昔の話ですが、使うキャラ(タイアップ)と出玉仕様と使用筐体が既に決まった状態でスケジュールと共に突如現場に降臨した事があり、当時、先輩と一緒に携わり、何とか形にしましたが、まあホールにはご迷惑をおかけしましたね。
稼働貢献3週間
その節は誠に申し訳ありませんでした。

一方で、社内での公募で一から案件を練り上げたり、また注目のアニメ等をリサーチし、版権取得の交渉が始まるという、まさにこの仕事冥利に尽きるパターンもあります。

これは非常にワクワクします。
やっぱり仕事における思考が全て前向きに向かうと、そりゃあ良いモノが出来ます。

もちろん、予算は常に限られているのですが、その中で使える声優さん、楽曲、デザイン等々を1円単位で調整、節約していくそれでさえ楽しくなってきます。

しかしながら、起案から好きにさせてもらえるパターンは本当に稀です。
会社も慈善事業ではないので、なかなかそうはさせてくれません。

自分の思い描くパチスロが、自分の好きにできる環境で開発できるなんてのは、まさに「期待度2%」。なかなかどうして、いつもそう上手くはいきませんね。

パン屋さんも、いい商品を作ろうと思うと「菌(金)」が重要。
これは我々メーカーも同じですね。

では、お後がよろしいようで。

次回予告

不戦の約定は解かれた
蒼い闇の底に経営陣の群れが放たれる
土煙る獣道(社長)、蜘蛛の巣の罠(副社長)、
咲き誇る胡蝶の大輪花(担当役員)、糢糊と蠢く異形の者(開発最高責任者)
次回、ちょっとJしてみませんか『胸中悲惨』

続きを読む
一覧に戻る