ちょっとJしてみませんか

第拾壱話「あなたの知らない出玉率のお話~後半~」

皆さん、わんばんこ。
1GAMEのJKJです。
座右の銘は「出た台が設定6!」、宜しくお願いします。

少し前に噂の噂で「いよいよ6号機時代への幕開けか?」なんてキャッチーな文言がインターネットの世界を縦横無尽に駆け回りましたが、実際に業界内でもほんの少ぉしだけ信憑性を帯びた形で「6号機、あるかも」という話が浮上してまいりました。

さすがにこの辺はホール、メーカー、業界団体だけでどうこうなる問題ではありませんので、警察庁からの公式発表を待つ事になるのですが、皆さんもそうだと思いますし、私自身も、6号機に移行する前にそもそも5.9号機の扱いが非常に気になるところであります。

気になる方はこれから春先までの情報にアンテナをビンビンに張っておきましょう・・・
いやそっちのテントは張らなくて良いです、え?何が?

前回の続き、出玉率のお話です。

前回は型式試験において絶対に満たさないといけない短期、中期、長期ゲーム数の出玉率に関する要件と、その出玉率の計算方法について簡単にお話ししました。

不思議なもので大枠を理解すると、ノーマルタイプぐらいなら出玉設計出来そうな気がしてきませんか?

そうです、そのメラメラと燃え滾るその根拠のない自信です。
あなたなら出来る、君なら出来る、大丈夫だ、さあ踏み出してごらん、その一歩。

出来るわけねぇだろ、タコ助!ばぁか!ばぁぁぁか!!

すいません、悪態をつきました。
気を取り直します。

先にフォローしておきますと、皆さんでもノーマルタイプの出玉率設計は多分出来ます。

ただし!

それは、現在ホールに設置されている機種と同等数値にしたもの、という前提条件付きでのお話です。果たしてその状況を「あの機種、俺が出玉設計したんだぜ!」と誇れますか?

という事で一口に「ノーマルタイプの出玉率設計」と言っても、何をどこまで考慮しないといけないのかお話ししていきましょう。

考えなきゃいけないこと

大前提として機種開発に携わる以上、ホールに買ってもらわないといけないので現在ホールに設置されている機種に勝るポイントを用意しないと、群雄割拠のこの業界で勝ち抜いていく事は出来ません。
だもんでまずはセールスポイントを用意しましょう。
ジャグラー、ハナハナ、ハナビ、パルサーに勝つためにどうしましょうか?

ではまず、BIG偏向型のドノーマルにしてみましょう。
出玉を確保する為に、通常時のベースを少し削って‥‥そこで確保した出玉率を全てBIGBONUSに振って‥‥さーて次に‥‥え?ちょっと待った、って?

そうなんです。
一見、通常時のベースを削って出玉率と言う名のパラメーターをBIGBONUSに全振り出来るよう感じるのですが、ところがどっこいそうは問屋が卸しません。

ここでは「役物比率※1に関する規格」が行く手を阻みます。
一言で言ってしまえば獲得した出玉の内、ボーナスは6割(または7割)、残りは小役でよろしくやっといて、という事です。(詳しくはこちら

つまり、ボーナスをBIG偏向にして一撃出玉を見せたいなら、役物比率を満たすために通常時のベースを削るどころか、一撃で魅せるボーナスの出玉に対して4割の出玉を小役で確保する為にベースを上げないといけません。

次にボーナス周りの仕様についても考える。
・単独メイン?重複メイン?
・ボーナス成立後はすぐ揃える事が出来るのか?それともリプレイ高確率にしてボーナス入賞を阻止するゲーム性にする?
・ボーナス中は、1枚掛け?2枚掛け?
・そもそも通常時に1枚掛けを許可する?しない?

などなど、ボーナスについて考えるだけでも、これら全ての項目が出玉率の設計に影響を及ぼす可能性を秘めています。
こんな嬉しくない秘め事が世の中にあって良いのでしょうか、いやダメです!
(反語風に)
ボーナスについての言及だけで文字数がリミットブレイク限界なので今回はここまで!
次が本当の最後、ボーナス以外その他のお話。

出玉率計算

ちなみに。
前回添付した上記の関数式の答え合わせも次回!
それではまた、シーユーアゲイン、略してシーアゲ!フッフーー!!
やく-もの-ひ-りつ【役物比率】
払い出されたメダル総数の内、役物による払い出しが占める割合のこと。

役物比率に関する規格
実射及びシミュレーション試験を6000G行った場合において、獲得メダル数のうち役物による獲得が7割を超えないこと。
なおかつ第1種特別役物による獲得は6割を超えないこと。
原文は「遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則」を探してみよう!